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星のランク | |||||
★★★★★ 傑出 |
★★★★ 秀逸 |
★★★ 優良 |
★★ 佳良 |
★ 普通 |
- 悪い |
1900年ワイン ~ 1909年の フランスワイン ヴィンテージチャート | |
ボルドー赤 | ブルゴーニュ赤 |
1900年のワイン 作柄 (出来事 パリ万博開催) | |
★★★★★ 20世紀のスタートを切るのにふさわしい当り年の先駆け。 |
★★ フィロキセラ被害の影響で植え替えられたコート・ド・ドールの畑は若い樹が多く、収穫量は豊富。 |
1901年のワイン 作柄 (出来事 初のノーベル賞が授与される) | |
★ 不均等なワインが多く生み出された年 |
★
激しい雷雨が傷跡を残し、ほとんど収穫できない畑も多く出た年。 |
1902年のワイン 作柄 | |
★
豊富な収穫量であったが、軽めのワインが多く生み出された。
|
★
春先は天候に恵まれたが、6月、7月に強い熱波で湿気が生じ、結果として当時は簡単に治せなかったベト病の影響を受けた。
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1903年のワイン 作柄 | |
-
凍った4月、日照の少ない夏で不作となった。
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-
年間として気候が悪く、質の良い収穫が得られなかった年。
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1904年のワイン 作柄 | |
★★★★ 理想的な生育期と収穫期。驚くべき生命力を持つワインも存在する。 |
★★★★ 暑く乾燥した夏が続き、好天の下で収穫。強い果実味と美しい色合いのワインが生み出された。 |
1905年のワイン 作柄 (出来事 アインシュタインが相対性理論を発見) | |
★★★ 軽質ではあるが、エレガントなワインが多く生み出された年。 |
★★ 夏は乾燥していたが、不安定な春と8月の水分不足で成熟に影響が出た年。 |
1906年のワイン 作柄 | |
★★★ 良いスタートと8月の乾燥で収穫は減ったが、頑強で質の高いワインが生み出された年。 |
★★★★ 非常に粘性のある柔軟なワインが生み出された偉大なヴィンテージ。 |
1907年のワイン 作柄 | |
★★ 軽質ではあるが、魅力的なワインが多く生み出された年。 |
★★ 収穫は平均より少なく、良い果汁と果皮の比率を持った小粒の葡萄ではあったが、成熟度がやや弱い感がある。 |
1908年のワイン 作柄 | |
★★ 平均的な年。 |
★ 春の終わりが湿っぽかったせいでベト病が発生し収穫量が減少した年。 |
1909年のワイン 作柄 (出来事 ルイ・ブレリオが飛行機で英仏海峡横断) | |
★ 軽質のワインが平均的に生み出された年。 |
★ 天候に恵まれず、果実の成熟は均等にならず、多くが未熟で取り残された年。 |
▲Topヘ |
1910年ワイン ~ 1919年の フランスワイン ヴィンテージチャート | |
ボルドー赤 | ブルゴーニュ赤 |
1910年のワイン 作柄 | |
-
天候に恵まれず、希薄なワインとなった年。
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-
フランス中で大きな洪水のあった年で、雨も多く葡萄もその影響を受けた。
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1911年のワイン 作柄 (出来事 ノルウェーの探検家、アムンゼンが南極到達) | |
★★★ 生産量は少量ではあるがの良質ワインが生み出された。 |
★★★★★
収穫量は少なかったが、当初から美しい存在感、はっきりとした果実味のあるワインが生み出された年。 |
1912年のワイン 作柄 (出来事 清王朝滅亡) | |
★★
不順な天候に耐えた年。軽質傾向だが、驚くほど熟成に耐えるワインも生まれた。
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★★
夏の低温を乗り越えた小粒の葡萄で、収穫量も少ない年であった。
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1913年のワイン 作柄 | |
-
天候に恵まれず、凶作に近い年となった。
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-
不安定で、優れた季節がなく遅めの収穫で、収穫量も減った年。
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1914年のワイン 作柄 (出来事 第一次世界大戦勃発) | |
★★ 出だしは好調であったが、その後不作へ。しかし素晴らしいワインはいくつか生み出されている。 |
★★★ 9月の日照不足が影響したが、比較的良好な年。 戦時中のこの年は夏以降に男性たちは出征した為、女性が造ったワインになります。 |
1915年のワイン 作柄 | |
- 夏に恵まれず、また労働力不足の影響も出た年。 |
★★★★★ 他の地方とは違い天候に恵まれ葡萄は完璧に熟成。戦時中のなか、この偉大なヴィンテージを造り上げたのは、やはり女性でした。 |
1916年のワイン 作柄 | |
★★ 少し硬めだが良いワインが生み出された。 |
- 一年を通して雨がよく降りそれが葡萄にも影響した。葡萄をよく手入れするには物資が欠乏していた。 |
1917年のワイン 作柄 (出来事 ロシア革命 ソビエト連邦誕生) | |
★★ 楽しめる年。だが、労働力不足の為、量の部分では思うようにいかなかった。 |
★ 強い雷雨、ベト病に見舞われ、葡萄にもその影響が出た年。 |
1918年のワイン 作柄 (出来事 11月11日11時、休戦協定発行) | |
★★★ 理想的な夏。ワインは良い色が出て、健全で熟成に耐えるワインが生まれた。 |
★★★ 天候に恵まれ遅めの収穫。偉大なクリマからは長命なワインが生み出された。 |
1919年のワイン 作柄 | |
★★★ よい開花でその後の長い日照で収穫量は減ったが程よい風味の満ちたワインが生まれた。 |
★★★ 収穫量は、豊作まではいかないが多く、皮の厚い葡萄からタンニンの強い長命なワインが生み出された。 |
▲Topヘ |
1920年ワイン ~ 1929年の フランスワイン ヴィンテージチャート | |
ボルドー赤 | ブルゴーニュ赤 |
1920年のワイン 作柄 (出来事 合衆国で禁酒法が施工) | |
★★★★★
1900年以来の非の打ちどころのない偉大な年。
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★★★★
9月に晴れた日が多くボルドーほどではないが偉大な年のレベルになり長命なワインが生まれた。
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1921年のワイン 作柄 (出来事 チャップリンが「キッド」撮影) | |
★★★★ 猛暑見舞われた年。果実に溢れタンニンも豊富な長命なワインが生まれた。 |
★★★★ 収穫量は少なかったが、成長の終わりの時点では高品質に達していた。保存にも適した長命なワイン。 |
1922年のワイン 作柄 | |
★
収穫量は豊富だったが品質にばらつきのある年。
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★★
多くの房が実り豊作な年。ワインは良質で繊細なものとなった。
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1923年のワイン 作柄 (出来事 ロシアがソビエト連邦と改名) | |
★★
平均的な年。当初は魅力的なワインであった。
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★★★★★
収穫は極少だったが、よく熟していて、素晴らしく稀な複雑さを備えたワインが生み出された。
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1924年のワイン 作柄 | |
★★★ 多雨の夏だったが、その後3週間続いた素晴らしい天候に恵まれた。豊潤でかつ繊細でかなり魅力的なワインが生まれた。 |
★★★ 夏は雨が多く気温も低めであったが、9月に晴が続き、優良なわいんが生まれた。 |
1925年のワイン 作柄 | |
- 日照の少なかった年で、これが葡萄にも影響した。 |
★★ 前年同様、湿った夏であったが、9月は恵まれた。 長命なワインも存在する年。 |
1926年のワイン 作柄 (出来事 ニューヨーク=ロンドン間で最初の電話が開通) | |
★★★★ 当たり年。収穫が少なかったところへ、1920年代のワインブームにぶつかり高値になった。 |
★★★★ 一年を通して雨がよく降りそれが葡萄にも影響した。葡萄をよく手入れするには物資が欠乏していた。 |
1927年のワイン 作柄 | |
- 不作の年でワインがほとんど残っていない年。 |
- 気象の上下動が大きい年であった。1920年の素晴らしい作柄連続がストップした年。 |
1928年のワイン 作柄 | |
★★★★★ 記念碑的な年。非常に暑い夏で、そこに待ち望まれた雨が降った。上級ワインは円熟し続ける長命なワインとなった。 |
★★★ 雹にやられなかった葡萄から造られたワインは色が濃く長熟向きなワインとなった。 |
1929年のワイン 作柄 (出来事 大恐慌) | |
★★★★★ 1900年以来の素晴らしい年。バランスの微妙に取れた魅力的なワインが数多く生み出された。 |
★★★★★ 天候に恵まれ、糖度が高く、酸も実に満足すべきワインが数多くうまれた。 |
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1930年ワイン ~ 1939年の フランスワイン ヴィンテージチャート | |
ボルドー赤 | ブルゴーニュ赤 |
1930年のワイン 作柄 (出来事 首都コンスタンティノーブルがイスタンブールと改名) | |
-
悪天候に見舞われた厳しい年。
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-
4月終わりの霜とその後の悪天候でブドウにも影響が出た年。
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1931年のワイン 作柄 | |
★ 深刻な経済危機も影響し、この年のワインは、ほとんど見かける事が出来ない稀少な年。 |
★★ 前年と似た天候不順ではあったが、6月の好天が違う。ふくよかなボディーのワインが生み出されてはいる年。 |
1932年のワイン 作柄 | |
-
史上最も遅い摘み取りの年。(12/1)
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-
春の悪天候、夏の日照不足で線の細いワインとなった。
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1933年のワイン 作柄 (出来事 フランスへコカコーラの輸入開始) | |
★★★
天候に恵まれ、34年ほどではないが魅力的なワインが生み出された。
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★★★★
夏の弱い干ばつで収穫量は減ったが、質の高い肉感的で粘性をもつワインが生まれた。
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1934年のワイン 作柄 | |
★★★★ 30年代の中で一番の当たり年。上質の葡萄が多く摘み取られ、豊潤なワインが生み出された年。 |
★★★★ 質、量ともに優れた年で、素晴らしいく偉大なワインが生み出された。 |
1935年のワイン 作柄 (出来事 モスクワに地下鉄が開通) | |
★ バラツキのあるワインとなった年で、市場でほとんど見かけることのできない年。 |
★★★★ 9月に降り注いだ豊富な日差しがあり、色合いの濃い長命なワインが生まれた。 |
1936年のワイン 作柄 (出来事 ニューヨーク=ロンドン間で最初の電話が開通) | |
★ めったに見かける事の出来ないヴィンテージではあるが、美味なワインも存在する。 |
★ 天候に恵まれず、偉大なクリマを除き、十分な熟成が出来なかった。 |
1937年のワイン 作柄 (出来事 チャップリン最初のトーキー映画「モダン・タイムス」公開) | |
★★ 乾燥した涼しい夏によって、タンニンと酸味の強い長命なワインが生み出された。 |
★★★★ 終盤の軽い干ばつを除き、素晴らしい天候に恵まれた。粘性のあるタンニンの強い長期熟成向きのワインが多く生み出された年。 |
1938年のワイン 作柄 | |
★ 戦争が始まって間もなく瓶詰された、平均的な年。 |
★★★ 天候不順ではあったが、10月半ばの良いタイミングで収穫された葡萄からは、長命なワインが生み出された。 |
1939年のワイン 作柄 (出来事 第二次世界大戦が始まる) | |
★ 夏の天候不順もあり、摘み取りも遅れた年ですが、芳香の高いワインが生み出された。 |
★ 戦争が始められた悲しいこの年は、ワインにとっても収穫量の少ない年であった。 |
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